カビは湿気の溜まりやすい場所を好むため、結露が発生しやすい窓ガラス周辺はカビができやすい箇所の一つです。
実際に、窓サッシやゴムパッキンにカビが発生し、悩んでいる方も多いでしょう。また、カビが発生したまま放置するとさまざまなリスクがあるため、きちんと対処することが大切です。
そこで今回は、窓サッシ周辺にカビが発生する原因や掃除方法などを解説します。予防方法についても解説しますので、清潔な住まいを維持するためにぜひ最後までご覧ください。
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窓サッシのカビの原因は?
窓サッシ周辺にカビが発生する原因は「結露」です。
カビが好む3つの条件は以下のとおりです。
- 温度:25℃前後
- 湿度:75%以上
- 栄養:ホコリ、水、髪の毛など
人間の快適な室温とカビが繁殖しやすい温度は同じです。さらに、窓サッシ周辺は結露が発生しやすいため、多湿となるうえに、カビの栄養素となる水滴やホコリが溜まるため、上の3つの条件が揃う繁殖に適した環境となるのです。
さらに、冬は寒さ対策のためにカーテンを閉めたままにすることも多いでしょう。カーテンを閉めっぱなしにすると、カビにとってより好条件の環境となるため、ふと気が付くと窓サッシ周辺がカビだらけになっていることも珍しくありません。
窓サッシのカビを放置するリスク
窓サッシ周辺はカビが発生しやすく、
「窓サッシのカビは時間ができたら掃除しよう」
「何度掃除してもカビができるので放置している」
という方もいるでしょう。
しかし、窓サッシ周辺のカビを放置するのはリスクがあるためおすすめしません。では、どのようなリスクがあるのか見ていきましょう。
健康被害につながる恐れがある
まず、カビを放置することで、健康被害につながる恐れがあります。
カビは人やペットに悪影響を与える微生物であり、カビが発生した部屋で生活すると、鼻づまりやくしゃみ、のどの痛みなどさまざまなアレルギー症状を引き起こす可能性があります。さらに、肺炎や気管支喘息など呼吸器系疾患を引き起こすリスクもあり、カビを放置することは非常に危険なのです。
家の劣化を早めることになる
カビを放っておくと、健康被害だけでなく、家の劣化を早めることにもつながります。
たとえば、木製サッシにカビが発生すると、次第に木が腐敗してそこから雨水の侵入につながる可能性があります。さらに、アルミサッシでも、発生したカビがサッシ周辺やカーテンに広がり、そこから家全体にカビの胞子が広がってしまい、家の中がカビだらけになるリスクがあるのです。
このように、カビを放置することで家自体の寿命を縮めることになるため、見つけ次第対処することが大切です。
【部位別】窓サッシ周辺のカビの掃除方法
窓サッシ周辺にカビが発生した際、どこにカビが発生しているのかによって適した掃除方法が異なります。
ここでは、窓サッシ周辺の部位別の掃除方法を解説します。
窓枠・サッシのカビの掃除方法
窓枠やサッシにカビが発生したときは、以下のアイテムを準備してください。
【必要なもの】
- 中性洗剤
- エタノール
- ブラシ
- タオル
- ゴム手袋
【手順】
- 窓枠とサッシの汚れ、結露をタオルできれいに拭き取る
- カビに中性洗剤をかける(頑固なカビの場合は数十分放置する)
- 中性洗剤を拭き取る
- エタノールを吹きかける
以上のような手順で掃除しましょう。頑固なカビの場合、すぐに除去できないことがあるため、その場合は中性洗剤をかけて数十分放置するのがおすすめです。それでも落ちないときは、プラシやサンドペーパーなどでカビを削り取る方法がありますが、窓枠がしっかりと乾燥している状態で、後が残らないように行うことがポイントです。
ゴムパッキンのカビの掃除方法
ゴムパッキンにカビを掃除するときは、以下のアイテムを準備してください。
【必要なもの】
- 塩素系漂白剤(カビキラーなど)
- キッチンペーパー
- タオル
- ゴム手袋
【手順】
- ゴムパッキンの汚れ、結露をタオルできれいに拭き取る
- カビに塩素系漂白剤をかける
- 頑固なカビの場合、塩素系漂白剤の上からキッチンペーパーを被せて数十分放置する
- 塩素系漂白剤を拭き取る
- エタノールを吹きかける
一度発生すると落ちにくいゴムパッキンのカビは、塩素系漂白剤を使うのがおすすめです。カビが落ちにくいときは、塩素系漂白剤をかけた部分にキッチンペーパーを被せ、数十分放置するのが効果的です。
窓ガラスの掃除方法
窓ガラス自体にカビが発生することは少ないですが、結露対策をしてカビが発生しにくい状態を維持することが大切です。
【必要なもの】
- 中性洗剤・重曹
- スクイージー
- タオル
- ゴム手袋
【手順】
- 結露が発生している場合は、スクイージーで水滴を除去する
- タオルで水滴を拭き取る
- 中性洗剤、もしくは重曹を溶かした水をスプレーする
- 濡らしたタオルで洗剤や重曹を拭き取る
- 水分や洗剤が残らないようスクイージーやタオルできれいに拭き取る
以上の手順で掃除すると、窓ガラスの汚れや結露をきれいに除去できます。最後に、洗剤や余計な水分を残さないことがポイントとなるため、スクイージーやタオルで拭き上げましょう。
窓サッシのカビの予防方法
窓サッシ周辺のカビは、見つけたら早めに対処することが大切であるのはもちろん、そもそも発生しないように予防することも重要です。
そこで、以下の3つのポイントを意識してみましょう。
- こまめに換気する
- 湿度を管理する
- 定期的に掃除する
窓サッシにカビができる原因は結露なので、結露を発生させないことが有効な対策となります。こまめに換気したり、除湿して湿度が高くなりすぎないようにしたりするほか、こまめな掃除も予防になります。
まとめ
今回は、窓サッシにカビが発生する原因や掃除方法、対策などを解説しました。
窓サッシのカビを放置すると、健康被害や家の寿命を縮めるなどさまざまなリスクがあるため、見つけたら早めに対処することが大切です。また、カビが発生する箇所によって適した掃除方法が異なるため、どこにカビが発生しているかに合わせて、使用する洗剤や手順を変えましょう。
ぜひ今回の記事を参考に、清潔で快適な住環境を維持してみてください。
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。