掃き出し窓についてこのようなお悩みはありませんか?
「そもそも掃き出し窓ってどんな窓?」
「なぜ掃き出し窓の防犯性能は低いの?」
「掃き出し窓の防犯対策をDIYで行う方法はある?」
生活安全総務課が集計を行い警視庁が発表した「平成22年中の侵入窃盗(空き巣)の傾向」によると、戸建住宅においての空き巣の侵入手口としてもっとも割合が高かったのは「ガラス破り」からの侵入で約7割ほどとなっているため、特に窓ガラスに対しての防犯対策は必要不可欠となっています。
その中でも、住宅で一般的に設置されている掃き出し窓は特に空き巣被害に狙われやすいと言われている種類の窓となっており、警視庁が発表した「令和元年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」によると、空き巣被害の約7割のうち、縁側やベランダに設置されている掃き出し窓からの侵入の割合が25%ほどを占めているのです。
つまり、住宅の防犯対策において掃き出し窓周辺に力を入れることが必要になります。
とはいえ、どのように防犯対策をすればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では掃き出し窓の防犯性能が低い理由とDIYでできる防犯対策について解説していきます。
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そもそも掃き出し窓とは?
掃き出し窓とは、ベランダや縁側に多く設置されることが多く、窓の下の部分が床に面している窓のことを指します。
もともと掃き出し窓は、その名の通り部屋のホコリや小さなゴミなどを掃き出すために使用されていたことが由来となって「掃き出し窓」と呼ばれていますが、近年においてはゴミやホコリなどを掃き出すために設置されることは少なく、大きな荷物を運び入れやすくする・部屋の採光量を増やす、換気性能を高めるなどの機能的なメリットがあるため設置されることが多いです。
このように、さまざまなメリットがあるため多くの住宅に設置される掃き出し窓ですが、実はしっかりとした対策をしないと防犯性能の低い窓としても知られているため、空き巣に狙われやすいという特徴もあるのです。
掃き出し窓の防犯性能が低い理由
掃き出し窓の防犯性能が低い理由は下記の3つです。
・外からの視線を遮ってしまうため
・防犯性能の低い錠を付けるのが一般的だから
・人が出入りしていても不自然でないから
それぞれの防犯性能が低い理由について詳しく解説していきます。
1.外からの視線を遮ってしまうため
掃き出し窓が設置される場所は、リビングや寝室などの普段生活する部屋に設置されることが一般的ですので、外からの視線を遮るためにカーテンが付けることで外からの視線を遮りますが、同時に部屋の中の視線も遮断されてしまうため、空き巣が近くまで来て掃き出し窓の防犯性をチェックしていても気づくことができなくなってしまいます。
空き巣は部屋の中の構造ではなく、掃き出し窓の防犯性能や周辺に隠れる場所が多いことなどを事前にチェックするため、部屋の中から視線がカーテンで遮られている住宅は狙いやすいのです。
2.防犯性能の低い錠を付けるのが一般的だから
掃き出し窓に取り付けられている鍵のタイプはクレセント錠といって、窓ガラスを固定するために作られたタイプの防犯性能の低いシンプルな鍵のタイプが設置されているのです。
ですので、クレセント錠だけが取り付けられている場合は基本的には防犯性能はほぼ皆無とされており、補助錠やその他の防犯対策が必要不可欠となっています。
3.人が出入りしていても不自然でないから
掃き出し窓は荷物を運び出すために使用されることも多く、掃き出し窓から部屋に入っていっても違和感がまったくないため、昼間であっても空き巣の犯人は掃き出し窓から自然に侵入することができるのです。
2回のベランダに登って侵入したり、小さな窓から侵入するのは、近所の人から見ても明らかにおかしいと感じますが、当たり前のように空き巣が掃き出し窓から侵入してもおかしいと感じる近所の人は少ないでしょう。
掃き出し窓の防犯対策をDIYで行う方法
掃き出し窓の防犯対策をDIYで行う方法は下記の3つです。
・防犯フィルムを貼り付ける
・センサーライトを取り付ける
・補助錠を取り付ける
それぞれの方法について詳しく解説していきます。
1.防犯フィルムを貼り付ける
掃き出し窓に防犯フィルムを貼り付けることで、空き巣が掃き出し窓を割って侵入することを防ぐことができます。
先ほどもお伝えした通り、掃き出し窓に取り付けられているクレセント錠に防犯性能はないため、クレセント錠付近のガラスを破られてしまうと簡単に侵入されてしまいますが、防犯フィルムを貼り付けることで簡単に窓ガラスを破られる心配がなくなります。
防犯フィルムは窓全体に貼り付けるタイプとクレセント錠付近に貼り付けるタイプがありますので、状況に合わせて選んでみてください。
2.センサーライトを取り付ける
センサーライトを取り付けることで、空き巣が夜間に掃き出し窓のチェックをしに来ることや夜間の侵入を防ぐことができます。
センサーライトは100均やホームセンターなどさまざまな場所に売っていますが、防犯対策として使用するのであれば、明るく手の届かない位置に設置できるものが効果的です。
3.補助錠を取り付ける
先ほどもお伝えした通り、掃き出し窓にはクレセント錠しか取り付けられていないことが多いですが、簡単に補助錠を付けることで防犯性能を高めることができます。
補助錠はホームセンターなどでも販売しており、掃き出し窓の防犯性能を格段に高めることができるため設置しておくべきです。
まとめ
本記事では掃き出し窓の防犯性能が低い理由とDIYでできる防犯対策について解説していきました。
掃き出し窓は防犯性が低いですが、さまざまな防犯対策によって高い防犯性能を持った窓にすることは簡単にできます。
何も対策をしないと空き巣から狙われてしまいますが、しっかりと防犯対策をすることで空き巣の対象にならずに済むため、まずはDIYでもできる防犯対策をしてみましょう。
ぜひ本記事を参考にして掃き出し窓の防犯対策をしてみてください。
この記事を監修した人
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。