室内ドアは使用頻度の高い建具であり、物をぶつけて凹んでしまったり、傷つけたりしてしまうことも少なくありません。住宅で採用されている室内ドアは、中が空洞になっている製品が多く、衝撃で凹むことが多いのです。
ただ、ドア交換は手間や費用がかかるため、自分で修理したいと考えている方も多いでしょう。
そこで今回は、凹みをはじめとする室内ドアのトラブルは自分で修理できるのかを解説します。業者に依頼すべきケースも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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室内ドアのよくあるトラブル
まずは、室内ドアで起こりがちなトラブルを見ていきましょう。
凹みや傷がある
うっかり物をぶつけたなどで、室内ドアに凹みや傷が生じるトラブルもあるでしょう。
とくに、フラッシュドアと呼ばれる中身が空洞になっているドアは、凹みや穴が生じやすいので注意が必要です。見た目の問題として放置しがちですが、木片が刺さって怪我をしたり、さらに大きな凹みになったりする可能性があるため、早めに修理することをおすすめします。
丁番の劣化
開き戸に欠かせない部品である丁番に不具合が見られる場合、ドアの開閉がスムーズにできなくなります。
丁番とは開き扉を支え、スムーズ開閉できるようにしている部品のことですが、開閉のたびに負荷がかかるため劣化しやすいパーツです。
丁番のネジが緩んでいるときは閉め直して調整できますが、部品自体が劣化しているときは交換が必要となります。
表面が剥がれている
住宅で採用されている室内ドアの多くは、表面に化粧板が貼られています。化粧板は接着剤で固定されているため、湿気や経年劣化などで剥がれてしまうことがあります。
とくに、脱衣所やランドリールームなど、湿気のこもりやすい場所に設置されたドアに生じやすいといえるでしょう。
剥がれたまま放っておくと、中の木材が腐敗する可能性があるため、早めに補修しましょう。
ドアクローザーに不具合が見られる
ドアクローザーとは、ドアの開閉を調整する部品のことです。ドアクローザーが正しく機能しないと、ドアがスムーズに閉まらなかったり、反対に強く閉まりすぎたりすることがあります。
ドアクローザーによる不具合の場合、ドアクローザーのネジの締まり具合などを調整します。調整しても状態が改善されない場合は部品自体の故障が考えられるため、交換が必要になる可能性があるでしょう。
ドアが腐食している
ドアに水をこぼしたまま放っておいたり、ペットが粗相したものがかかったりして、ドアが腐食する不具合もあります。
腐食したまま放置していると、カビやダニが発生する、腐食が広がってドア自体を交換しなければならないといった大きなトラブルになる可能性があるため、早めに補修することが重要です。
自分でできるドアのトラブルと修理方法
自宅の室内ドアで何らのトラブルが生じているという方の中には、できるだけ修理費用を抑えたいなどの理由で、自分で修理したいと考えている方も多いでしょう。
以下の3つ状態に当てはまる場合は、自分でできる修理できる可能性があります。
- 浅い凹み
- 小傷
- 小さな穴
状態ごとに修理方法を詳しく解説します。
浅い凹み
室内ドアの浅い凹みは、DIYによる補修が可能です。
【手順】
- 補修する部分のホコリや汚れを取り除く
- サンドペーパーで補修部分を削ってなめらかにする
- エポキシ樹脂を適量取り、色ムラがなくなるまで混ぜる
- 練ったパテで凹み部分を埋める
- ヘラで表面をならす
以上が基本の手順となります。パテが固まるのは10分程度ですが、パテをヤスリでこすったり、塗装したりするのは24時間以上経過し、十分に乾燥してから行うことがポイントです。
小傷
室内ドアの小傷も自分で補修できるトラブルであり、基本の手順は以下のとおりです。今回は、クレヨン型の補修アイテムを使用するケースを紹介します。
【手順】
- 補修する部分のホコリや汚れを取り除く
- 傷に対して直角にクレヨン型の補修アイテムを塗り込む
- はみ出した部分を付属のヘラで取り除く
色の調整がむずかしいため、まずは目立たないところで試してから行うことをおすすめします。
小さな穴
小さな穴があいたときは、木材用の穴埋め材を使って補修します。複数の色があるため、混ぜ合わせて室内ドアに近い色に調整します。
【手順】
- 補修する部分のホコリや汚れを取り除く
- 穴に押し当てるように穴埋め材を塗る
- 穴が埋まったら付属のヘラで平らになるようすきとる
- はみ出た部分をスポンジなどでならす
以上が基本の手順となります。ドアに馴染むよう色の調整を丁寧に行うことがポイントです。
業者に修理を依頼すべき室内ドアのトラブルとは?
室内ドアは自分で補修できるトラブルがありますが、業者に依頼して修理してもらうべきケースもあります。
では、どのようなケースの場合、業者に修理を依頼すべきなのか見ていきましょう。
自分で修理するのが不安な場合
室内ドアの小さなトラブルであればDIYで修理することが可能ですが、自分での修理に不安を感じる場合は専門の業者に依頼することをおすすめします。
まず、自己判断で誤った修理を行うことはかえってドアの状態を悪化させる原因になるからです。
また、不慣れな状態で補修することは怪我のリスクを高めるため、安全性やドアの長期的な状態改善を考えると、少しでも不安があるときは業者に相談すべきだといえるでしょう。
大きな凹みや傷がある場合
小さな凹みや傷ではなく、ドアに大きな凹みや傷がある、表面が剥がれている、腐敗しているといった状態は、業者に修理を依頼すべきです。
そもそも補修できる状態なのか、交換すべきなのかといった判断をするのがむずかしいことに加え、補修できたとしても専門的な道具や知識、技術が必要になるケースが多いからです。
業者に修理してもらう分費用はかかりますが、クオリティや安心感を得るためにも、状態に応じて相談することをおすすめします。
まとめ
今回は、凹みをはじめとする室内ドアのトラブルを修理する方法について解説しました。
室内ドアは使用頻度が高い建具であり、経年劣化などで凹みや傷、表面の剥がれなどさまざまなトラブルが出てきます。小さな凹みや傷であれば、自分で修理できることもあるため、実践してみるとよいでしょう。
ただし、修理できるのか不安であったり、大きな凹みや傷などDIYで修理できる状態でなかったりするときは、業者へ相談することをおすすめします。
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。