アルミ樹脂複合サッシのメリット・デメリットは?アルミサッシとの違いも解説!

サッシ修理交換

アルミ樹脂複合サッシについてこのようなお悩みはありませんか?

「そもそもアルミ樹脂複合サッシとは?」

「アルミ樹脂複合サッシとアルミサッシの違いは?」

「アルミ樹脂複合サッシのメリット・デメリットは?」

数年前まで住宅用のサッシといえば「アルミサッシ」でしたが、熱伝導の高さや結露のできやすいというデメリットがあることから、最近では「アルミ樹脂複合サッシ」が一般的に使用されるようになってきました。

しかし、サッシの素材の特徴が分からないという方にとっては、今まで通りアルミサッシを選ぶべきなのか、それともアルミ樹脂複合サッシを選ぶべきなのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではアルミ樹脂複合サッシについて、アルミサッシとの違いやメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

山陽小野田市でサッシ修理・サッシ交換を行っているサッシ屋、窓店(マドミセ)です!アルミ樹脂複合サッシもお任せ下さい!詳しくは詳細ページでご確認頂けます。

そもそもアルミ樹脂複合サッシとは?

一般的に住宅で使用されているサッシには、アルミサッシ・樹脂サッシ・木製サッシ・アルミ樹脂複合サッシのようにさまざまな種類のサッシが使用されていますが、その中でもアルミ樹脂複合サッシはその名の通りアルミと樹脂が両方使用されて作られているサッシのことを指し、アルミサッシのメリットと樹脂サッシのメリットのいいところ取りをしているサッシです。

アルミ樹脂複合サッシは、部屋の外側にアルミを使用して内側に樹脂製を使用するという構造が一般的になります。

また、アルミ樹脂複合サッシの人気は年々高まっており、国内のアルミ樹脂複合サッシの普及率はアルミサッシの約60%についで2番目に普及率の高い30%ほどだと言われています。

アルミサッシとアルミ樹脂複合サッシの違い

アルミサッシとアルミ樹脂複合サッシは、機能性に大きな違いがあります。

日本でも一般的に使用されているアルミサッシは、金属ながら雨風にされても錆びにくいという性質を持っているためサッシの主流素材として使用されてきましたが、熱伝導性が非常に高いため夏は部屋の中が暑くなってしまい、冬は部屋の中が寒くなってしまうというデメリットや、結露しやすいという性質もあるため窓枠に使用されている木材が結露の水滴によって腐ってしまうというデメリットもあるのです。

しかし、アルミ樹脂複合サッシは室外にアルミを使用するため、熱伝導の高さや結露のできやすさの影響を室内が受けにくく、断熱性の高い樹脂を室内に設置することで断熱性を保っています。

このように、アルミサッシとアルミ樹脂複合サッシは機能性に大きな違いがあるのです。

アルミ樹脂複合サッシのメリット

アルミ樹脂複合サッシのメリットは下記の2点が考えられます。

・アルミと樹脂の素材のデメリットを補っている

・樹脂サッシよりもコストが安い

それぞれのメリットについて詳しくご紹介していきます。

1.アルミと樹脂の素材のデメリットを補っている

アルミ樹脂複合サッシはアルミ素材と樹脂素材がそれぞれのデメリットを補うように使用されているため、単一の素材で作られているサッシに比べて素材のデメリットを感じにくい設計がされています。

アルミには「熱伝導の高さ」や「結露ができやすい」、「水分に強い」というデメリットがありますが、樹脂に「断熱性の高さ」や「結露ができにくい」、「水分に強くない」というアルミサッシとは真逆のメリットを持っているため、それぞれのメリットがデメリットを打ち消すことができるのです。

このような性質の違いから、アルミを外に面する部分だけに使用して雨風にされられても錆びにくくすることができ、室内に樹脂を使用することでアルミから伝わってくる暑さや寒さを遮断して、結露ができにくくすることができるのです。

このように、アルミ樹脂複合サッシはアルミと樹脂のそれぞれのデメリットを補うことができます。

2.樹脂サッシよりもコストが安い

木造住宅では、室内の雰囲気などの関係でアルミサッシよりも樹脂サッシが使用されることが多いですが、樹脂サッシよりもアルミ樹脂複合サッシの方がコストが安いため、一般的に木造住宅で使用されているのです。

一般社団法人日本サッシ協会が発表した「平成30年3月版住宅用建材使用状況調査の概要」によると、木造住宅に設置されているサッシの割合は、樹脂サッシが19.3%に対してアルミ樹脂複合サッシは54.2%という結果が出ています。

このように、樹脂サッシよりもアルミ樹脂複合サッシのコストが低いため、樹脂サッシを検討しているという方であれば候補に入れることでコストを抑えることができるのです。

アルミ樹脂複合サッシデメリット

アルミ樹脂複合サッシのデメリットは下記の2つです。

・単一素材のサッシよりもメリットが半減してしまう

・アルミサッシよりも価格が高い傾向にある

それぞれのメリットについて詳しくご紹介していきます。

1.単一素材のサッシよりもメリットが半減してしまう

先ほどもお伝えした通り、アルミ樹脂複合サッシはアルミと樹脂がそれぞれのデメリットを補うように設計されていますが、単一素材のサッシに比べてメリットが半減してしまうこともあるのです。

例えば、熱伝導に関してアルミは熱伝導性が高く樹脂は断熱性が高いですが、樹脂サッシに比べて樹脂部分の厚さが小さくなってしまうため、樹脂サッシに比べると断熱性能は劣ってしまいます。

また、結露に関してもアルミ部分は結露してしまい完全に結露を防ぐことができないため、アルミ樹脂複合サッシを使用していたとしても結露対策が必要になることもあるのです。

2.アルミサッシよりも価格が高い傾向にある

アルミサッシは非常に安価な素材であることに対して、樹脂は価格が高めの素材になるため、その両方を使用しているアルミ樹脂複合サッシはアルミサッシに比べると価格が高い傾向にあるのです。

とはいえ、アルミ樹脂複合サッシの充実した機能を考えると妥当と言えるでしょう。

まとめ

本記事ではアルミ樹脂複合サッシについて、アルミサッシとの違いやメリット・デメリットを詳しく解説していきました。

アルミ樹脂複合サッシは高性能なところから注目を集めているサッシですので、ぜひこれらからサッシの交換などを検討しているという方は本記事を参考にしてみてください。


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