ドブ溝タイプの網戸を新規作成&設置しました。ドブ溝って何?とお客様から聞かれましたので解説!

網戸

本日は「ドブ溝網戸」の取り付けを行った施工例を掲載いたしと思います。網戸には通常網戸や持ち出し網戸、団地用網戸があり、それぞれ網戸本体の形状や仕様が異なります。

ただ、今回の「ドブ溝網戸」はかなりレアタイプになり、築年数が相当経過したビルなどでしか見かける機会がありません。お客様宅に設置する前に写真を撮影したのでご確認下さい。

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ドブ溝網戸はコレ!

横から見るとこの様な感じです。もう1枚ありますのでどうぞ!

一見、普通の網戸と何が違うのか分からないと思います。お客様からも”ドブ溝って何!?”と強めの突っ込みを頂きました。私が「お~ドブ溝タイプか~珍しいな~ドブ溝タイプって網戸作れたかな~」とか言っていたので、気になったのでしょう。すみません。会社に帰ってベテランスタッフに確認すると、シッカリ作れました。(笑)

ドブ溝網戸ってなに?

ドブ溝とは、以下の様な形状の網戸です。

網戸レールに網戸本体がスッポリそのまま入っておりその中を戸車でコロコロと移動します。

ドブ溝は網戸に限りません。雨戸では多くがドブ溝タイプになっています。引き違いで使用される事はあまりなく、一本溝になっているパターンが多いです。戸車は平タイプとなりアルミの上を走らせる構造です。

ドブ溝のメリット・デメリット

ドブ溝を網戸で使う場合のメリット、デメリットについて考えてみたいと思います。

メリットは何と言っても構造が簡単な点でしょう。アルミの枠に乗せるだけなので非常にシンプルな造りと言えます。

一方、デメリットは幅を取る点ではないでしょうか。通常の網戸は網戸本体の中にレールを差し込みますので1枚の網戸に対する必要な幅が、全体の半分程度になります。

その点、ドブ溝網戸は本体の厚み分、幅のスペースが必要となります。引き違いに使用されないのは、この様なスペースの問題があるのかもしれません。

まとめ

本日は、ドブ溝網戸について実際の写真と構造イラスト、さらにメリットやデメリットについて考えてみました。雨戸や網戸の様に引き違いされない一本溝で使われるドブ溝建具ですが、網戸に関しては普及している数も少なく製造自体も難しくなっていくかもしれませんね。ドブ溝タイプを通常使用のレールにする事も大掛かりな工事になります。万が一取替困難になった場合は、プリーツ網戸などで代替する方法を検討するとよいかもしれません。


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