防犯ガラスについてこのようなお悩みはありませんか?
「そもそも防犯ガラスとは?」
「防犯ガラスに取り替えるデメリットはある?」
「防犯ガラスにすれば防犯対策は問題ない?」
防犯対策の意識が強まっていることもあり、一般的な窓ガラスではなく防犯ガラスを選ぶという方も増えていますが、そもそも防犯ガラスがどのようなガラスで、どのような防犯効果があるのかをご存知でしょうか。
もちろん、防犯ガラスは高い防犯性を持っていますが、防犯ガラスの効果を知らずに使用していると、防犯ガラスを使用していることに満足してしまい他にすべき防犯対策がおそろかになってしまうこともあります。
また、防犯ガラスには防犯上のメリットだけではなく、デメリットも存在しますので、メリットとデメリットを総合的に判断して防犯ガラスに取り替えることが大切です。
そこで、本記事では防犯ガラスの概要と取り替えるデメリットについて詳しく解説していきます。
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そもそも防犯ガラスとは?
防犯ガラスは「合わせガラス」と呼ばれるガラスの種類の一部となっており、2枚の窓ガラスの間に合成樹脂などの中間膜を採用している構造をしています。
とはいえ、防犯ガラスとその他のガラスは見た目が同じものがほとんどですので、窓ガラスの専門業者でもなければ外見だけでは防犯ガラスかどうかを判断することはできません。
しかし、侵入行為に対して5分以上侵入を許さないという基準をクリアした防犯ガラスには「CPマーク(防犯マーク)」が窓ガラスの隅に貼られているため、基本的には防犯ガラスであるかどうかは判断することができます。
防犯ガラスの防犯性が高い要因として、中間膜に使用している合成樹脂が割れた窓ガラスを飛び散らないようにしてくれることが挙げられます。
防犯ガラスには30mil(0.76mm)・60mil(1.52mm)・90mil(2.28mm)の3種類の厚さが一般的には使用されており、中間膜が厚いほど防犯性が高く、厚さが30mil(0.76mm)の防犯ガラスはバールなどには高い効果を発揮することがなく防犯性が低いですが、厚さ60mil(1.52mmと90mil(2.28mm)の防犯ガラスはバールなどの衝撃にも耐えることができる防犯性の高さを誇っています。
また、防犯ガラスは中間膜の厚さだけではなく、中間膜に使用されている樹脂の種類によっても防犯性が変わっており、一般的に使用されているポリビニルブチラール(PVB)樹脂よりや、特に貫通に対して強度を誇るポリカーボネート(PC)樹脂などが多く使用されています。
警視庁の調べによると、空き巣の侵入犯は侵入に5分以上かかると7割ほどが断念するというデータがあるため、簡単にガラスを破ることができずに進入までに時間をかけることのできる防犯ガラスは非常に防犯性が高いのです。
防犯ガラスに取り替えるデメリット
防犯ガラスに取り替えるデメリットは下記の3つです。
・一般的なガラスに比べて費用が高額になる
・災害のときに窓ガラスを割って脱出できなくなる
・防犯ガラスに満足して防犯対策がおそろかになる
防犯ガラスを正しく使うためにはデメリットについても理解することが大切ですので、ぜひチェックしてみてください。
それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。
一般的なガラスに比べて費用が高額になる
防犯ガラスは一般的に使用される窓ガラスに比べると費用が高額になることがデメリットとして挙げられます。
もちろん、費用が安いからといって一般的な窓ガラスを選んでしまうと空き巣に入られるリスクが高まるため、費用が高くなったとしても防犯ガラスを選ぶべきですが、費用が高くなるということを抑えておくことは必要です。
具体的には、防犯ガラスは1枚あたり3万円から5万円ほどで設置までに費用がかかることが一般的となっており、防犯ガラスの防犯性が高いガラスを選べば選ぶほど費用が高額になりますし、防犯性以外にも遮音性や紫外線カットなどのオプションを追加することで費用が高額になります。
また、防犯ガラスが設置できるかどうかを判断するために見積もりが必要になりますが、業者によっては無料見積もりの場合もあれば有料見積もりの場合もありますので、設置までの費用を総合的に判断することが大切です。
災害のときに窓ガラスを割って脱出できなくなる
先ほどもお伝えした通り、防犯ガラスはバールなどの金属で力一杯叩いても簡単には割れることのないくらい衝撃に強い設計になっていますので、家事や地震などで窓ガラスを割って家の中から脱出しなくてはいけない場合、窓ガラスを割って脱出できなくなってしまいます。
ですので、万が一の災害のために、防犯ガラスが使用されていない窓ガラスを割って脱出するルートや窓ガラスを割らずに脱出できるルートなどをあらかじめ話し合っておき、防犯ガラスを割れなくて逃げ遅れるということをないようにしましょう。
防犯ガラスに満足して防犯対策がおそろかになる
防犯ガラスは衝撃にも強く防犯性が非常に高いガラスですが、防犯ガラスであっても時間をかければ割ることができますので、防犯対策を防犯ガラス頼りにするのはよくありません。
防犯ガラスと合わせて、防犯ライト補助錠などを設置することで、さらに防犯性能が高くなります。
また、空き巣の侵入口として鍵のかけ忘れという原因も多くなっていますので、防犯ガラスを設置して防犯意識が低くなってしまっては本末転倒ですので注意しましょう。
まとめ
本記事では防犯ガラスの概要と取り替えるデメリットについて詳しく解説していきました。
防犯ガラスは防犯対策としては非常に優秀ですが、もっとも大切になることは一人ひとりの防犯意識の高さですので、防犯ガラスを設置したからといって安心してはいけません。
また、空き巣も防犯ガラスが設置されていることを前提として侵入を試みる場合もありますので、防犯ガラス以外にも防犯対策をするとより安心です。
ぜひ本記事を参考にして防犯ガラスのデメリットを抑えてみてください。
この記事を監修した人
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。