夏が近づくにつれて網戸の需要が多くなります。2023年3月23日現在、弊社 窓店(マドミセ)でも、次第に網戸のお問合せが多くなっている状況です。そこで今回は、基本中の基本ではありますが、網戸の種類や特徴について説明したいと思います。「こんな窓にも網戸は取付けれるのかな~」とお悩みのユーザー様は参考にして下さい。
鳥栖市の網戸屋。網戸の新規作製・修理・交換などは専門業者にお任せ下さい!詳しくは専用ページにてご確認お願いします。
網戸の種類と特徴
一般的に普及されている網戸は大きく以下の5つに分ける事ができます。
1.パネルタイプの網戸
2.横引き網戸
3.開き網戸
4.固定式網戸
5.中折れ網戸
それぞれの網戸について説明していきたいと思います。
パネルタイプの網戸
上記写真の様な網戸です。昔から一般的によく見かける事のできる網戸です。引き違いの窓に外側から取付けられています。窓サッシが横に動くタイプの窓や内側に倒れる窓に取付けられます。
通常網戸
通常網戸とは窓サッシと網戸用レールの隙間が7mm以上あれば通常網戸の設置が可能です。価格的にも一番安く出来れば通常網戸を設置したい所ですが、隙間が7mm確保出来なければ通常網戸を設置する事はできません。
持ち出し網戸
窓サッシと網戸レールの隙間が3mm以上、7mm未満の場合は、持ち出し網戸を設置する事になります。持ち出し網戸は、通常網戸と同じ様な形状の網戸でが、窓サッシに設置する取付部分が異なります。
持ち出し金具を別途取付けたり、網戸の仕様を”持ち出し網戸仕様”に変更しなければなりません。
上記の写真は持ち出し網戸仕様の網戸取り付け部です。狭い3~7mm未満の隙間に設置できる様に工夫された仕様となっています。
箱型網戸(団地用網戸)
箱型網戸はサッシの縦框が外に出っ張っている窓サッシ様の特注網戸となります。サッシの出っ張りを交わす形状で箱型網戸や団地用網戸と言われます。業者間ではKJ網戸と言ったりします。ホームセンター等で見かける事も殆どなく、サッシ製作会社に依頼しないと中々モノが手に入りません。パネル網戸の中では最も高額で、原価では通常網戸の倍近くする網戸です。
横引き網戸
横引き網戸とは、外側に開くドアや窓に取付けるタイプ網戸です。玄関ドア、勝手口ドア、滑り出し窓などの室内側に取付します。マンションの高層階で、外に窓が設置出来ない現場でも内側網戸として設置して現場も何件かあります。「網戸が取付出来ないと困ってましたが、こんな方法があるのですね!」と喜ばれる網戸です。横引き網戸は「ロール網戸」と「プリーツ網戸」に分ける事ができます。
ロール網戸
網が収納された状態では、ロール状に心棒に巻かれており、網戸を活用したい時に横に引き出す事で網を開口部に張り室内への虫などの侵入を防ぎます。出入りがあるドアなので、取付時の段差も気になる事とは思いますが、商品により殆ど段差のない仕様もあります。
プリーツ網戸
プリーツ網戸は、アコーディオン網戸とも言われる網戸で、使い方などはロール網戸と大して変わりません。最も大きな特徴は網に折り目がついており、折り畳む方式で収納される事です。一部では折り目が破れやすいなど言われる事のある網戸ですが、ロール網戸同様人気の商品です。
開き網戸
開き網戸は、トイレや洗面所を含む小窓や中窓で、外側に開く窓に取付する網戸です。小さなアルミドアの本体部分が網戸になっているイメージで、ドアは内側に開きます。ロール網戸やプリーツ網戸が普及するまでは、開き網戸が設置される機会も多かったのですが、現在では、横引き網戸にシャアを譲っている印象です。
固定式網戸
オペレーターハンドルで窓を開閉するタイプでは純正網戸が用意されており、窓の室内側に取付けられるケースがあります。固定式にはなりますが、窓を触る事無くオペレーターハンドル操作で窓の開閉が出来ますので網戸が固定されていても問題無く仕様できます。
また、純正品ではありませんが、固定式網戸の括りとしては、打ち倒し窓の外側に網戸を設置する方法もあります。
外側が廊下などになっており外側から作業ができる環境である必要はありますが、パネル網戸を固定する事で網戸として虫など外部からの侵入を防ぎます。
中折れ網戸
中折れ網戸は、マンションや団地の玄関網戸として見かける網戸です。網戸本体の真ん中で中折れし、人の出入りを行います。アルミ製で頑丈なタイプもあり、さらに商品によっては施錠も出来る事から防犯が気になる方には人気の商品です。網が金属製仕様になっている商品を選べばペットが網を破る事もなく網の張り替えも不要となります。価格帯は今回紹介した網戸の中で最も高額となるでしょう。
まとめ
本日は、網戸の種類や特徴について説明して参りました。商売柄網戸のお問合せを毎年お受けしましが、網戸の張り替えを除いては、修理よりも新規で製作を依頼されるお客様の方が毎年多い状況です。古くなった網戸はフレームがグラついたり壊れそうなので新調した方がコスパが良いとお感じになるようですね。網戸に関してお困りの事があれば、当社も含め、地元のサッシ屋・ガラス屋に相談して見て下さいね。
この記事を書いた人
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。