玄関ドアが壊れたので至急対応して欲しいとご相談を受けました。ドアを閉めることもままならない状態で防犯上も良くないと仰っています。どの様な状態なので当日お伺いし確認しましたが、玄関ドア交換が推奨される状態で修理ではちょっと直りそうもありません。ドア本体の丁番部分が割れてドアが斜めを向いている状態です。
本日はこちらの玄関ドア交換について関連する情報と共に記事にしました。玄関ドア交換や修理について関心のある方は、是非ご覧下さい。
玄関ドア交換はフラッシュドアで完了
状況を拝見するに「お客様、これは修理ではちょっと難しいと思いますので、玄関ドアの交換をされた方が良いと思いますよ。」とお伝えしました。予算的に厳しいので安く済む方向で解決して欲しいとご相談がありました。玄関ドア交換の費用は、言ってしまえば交換する商品代金に大きく影響します。どっしりと高級感のある玄関ドアや、換気の出来る玄関ドア、防犯性と利便性を高めたタッチキー付きの玄関ドアなど、予算次第では最新型の商品と交換する事も可能です。
一方、安価に抑えようとすれば、フラッシュドアなど比較的シンプルなドアへ取替える方法がおすすめです。新築用のドアを見繕う事でお客様と予算を合わせて行きます。
実際に工事を行ったビフォー、アフターの写真です。
【施工前の写真】
施工前の玄関ドアはドアが一部破損しておりまともに閉まらない状態でした。早急に修理が必要です。
【施工後の写真】
シンプルイズベスト、玄関ドアをフラッシュドアに交換しました。
フラッシュドアとは
フラッシュドアとは、木の枠組みに化粧板を貼り付ける事で商品として仕上げられたドアの事です。フラッシュドアは、昔の玄関ドアや勝手口ドアなどで使用される事の多いドアです。メーカーや商品にもよりますが、サイズ感としては、
横幅(W寸法)600mm、650mm、750mm
高さ(H寸法)1820mm、1841mm、1974mm
この様なサイズが用意されています。
フラッシュドアと比較される事の多いドアに框ドア(かまちドア)と言う名称のドアがありますが、框と言われる枠組みに、ガラスやパネルを組み込む事でドアにした商品です。
フラッシュドアが木枠の上(表面)に化粧板を貼って仕上げる のに対し、框ドアは、枠組みに組み込む仕上げとなります。
フラッシュドア交換費用
今回はフラッシュドアの交換費用は11万円でした。
フラッシュドアの交換費用は業者により異なると思いますが、概ね8万円~15万円程度が相場と言えます。
費用についてどの様な点で差が出るのでしょうか?
1.商品の仕入れ費用
当社も含め、玄関ドアの交換業者は商品を仕入れて工事を行います。仕入れ先も様々で、問屋(メーカー代理店)ルートで仕入れる業者もいれば、ネットサイトから仕入れる業者もいます。仕入れ値に関し工事店により異なります。代理店から仕入れるのであれば日々の取引量に応じて掛け率も決まっており、メーカー希望価格に対し予め取り決められた掛け率で仕入れを行います。ネットサイトもかなり安く販売していますので、場合によっては代理店から仕入れるよりも安価で販売されている事もあります。
いずれにしても、商品の仕入れ費用はフラッシュドアの交換費用に大きく影響します。
2.工事費用
工事費用も業者によって様々です。ドア交換の場合、ベースとなる交換費用を決めている業者が殆どですが、やはり現場の納まりによりプラスアルファ―、もしくは多少減額と言う事もあります。フラッシュドア交換費用のみで考えれば3万円~5万円程度が相場ではないでしょうか。
3.必要経費
商品代金や工事費用以外にも必要となる経費が別途かかってきます。当社では頂いてないですが、出張費用も一般的に請求される経費です。他には、駐車場代や高速代、消耗品代、既存ドアの撤去費用、商品運搬費用などが必要経費として請求される事があります。
4.業者の利益率
全ての原価を計算して、業者の利益を加算した金額が見積り金額としてお客様に提示される事となります。利益率に関しても、工事業者が独自に決めますので20%程度の利益率の業者もあれば50%以上利益を得る業者もある様です。
フラッシュドアを自分で交換する事は可能か?
DIYも得意だし玄関ドアを自分で交換する事は出来ないのか?と考えられる方もいらっしゃるかと思います。率直に申し上げれば、「出来ない事はない」と言う感じですね。DIYの経験値にもよって変わってきますが、現在のドアを取り外して同じ寸法のドアを持ってくればそう難しくはないと思います。ただ、中には片袖ドアや親子ドアなど比較的大きめのドアもあります。このクラスになると流石にDIYでは厳しいと思います。迷わず専門業者に任せましょう。
一見工事が簡単そうなフラッシュドアの交換に関しても、自分で何とか取付までは出来たが、建付け部分で上手く行かずプロにやり直しを依頼される方もいるようです。最終チェックの時に、ドア本体とドア枠が干渉する等の不具合が発生するのです。
フラッシュドアを自分で交換する場合は、ある程度頑張って「出来ない」と判断した時は、なるべく早く専門業者に依頼をする様にしましょう。いろいろ扱い回していると業者にバトンタッチをした時に、修復しなければならない項目が増えて、かえって費用が割高になる可能性もございます。
まとめ
玄関ドアをフラッシュドアに交換した現場の内容を記事にしました。玄関ドアの交換を安価に済ませたいとお考えの方は参考にされて下さい。
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。