アタッチメント付きペアガラスはどの様な効果があるのか?メリットとデメリットについても説明。

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窓の改善を考える時、今の窓ガラスを複層ガラス(ペアガラス)に変更して断熱性能をアップさせたり結露防止を検討される方もいらっしゃると思います。その時に考えなければならないのが、今取付けられている既存の窓サッシに複層ガラス(ペアガラス)を取付けする事が出来るのか?どうかと言う事です。結論から申し上げれば出来ない事が大半です。

今の窓サッシを断熱仕様のペアガラスに交換しようと思っても中々難しいというのが現状なのです。それではどうしましょう?窓サッシごとリフォームすれば勿論ペアガラス仕様のサッシを取付ける事は可能ですが、相当の費用がかかってしまいます。

そこで考えられたのがペアガラスにアタッチメントを取付けた、アタッチメント付きペアガラスというリフォーム商品です。本日はこの商品についてメリット、デメリットも合わせて詳しく説明したいと思います。

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アタッチメント付きペアガラスとは?

ペアガラスの四方にアタッチメントが取付けられた商品です。なぜこのような商品が必要なのか?それは、サッシ溝幅の問題と深く関わっています。一般住宅用の窓サッシの溝幅は9~11ミリと言うのが一般的です。1センチ前後と言う事ですね。

それに対してペアガラスの厚さは、ガラス3ミリ+空気層6ミリ+ガラス3ミリ程度が最もポピュラーで薄いガラス構成となります。簡単な足し算で、3+6+3です。答えは12ミリ。

サッシ溝にペアガラスが入りません。この問題を解決する為に、ペアガラスにアタッチメントを取付け従来の既存窓に取付けられる様に商品化がなされたと言う事です。

アタッチペアガラスの各社メーカー商品の紹介

アタッチメント付きペアガラスにはどの様なものがあるのでしょうか?販売メーカーと特徴について見て行きたいと思います。(アタッチメント付きペアガラスを販売する一部のメーカーを掲載しています)

AGC(ペアプラス)

個人的にはガラスメーカーのAGC(旧旭硝子)のペアプラスを最も使用しています。ペアプラス、ペアプラス・エアがあり、引違いタイプの窓、FIX(動かない窓)に対応しています。

詳しい商品説明に関しましてはメーカーサイトにてご確認下さい。

セントラル硝子(ホームペアレックスS)

セントラル硝子とは本店が山口県宇部市のガラスメーカーです。1936年設立でもともとはソーダ製品の製造販売を行う化学メーカーだったようです。現在ではガラス事業と化成品事業の2輪で経営をされておりガラス製品に関しては国内売上を海外売上の方が上回っていると言う事です。

アタッチメント付きペアガラス(ホームペアレックスS)商品紹介ページよりご確認下さい。

YKKap(アタッチメント付複層ガラス)

サッシメーカーのYkkapにもアタッチメント付きペアガラスがあります。

こちらも商品説明ページはメーカーサイトで直接ご確認頂けます。

メーカーによって劇的に性能が変わる事はありませんが、サッシの色味などはメーカーによって違いがあります。そういった意味では既存サッシがYKKap製であればアタッチメント付きペアガラスも同じメーカーに揃える事により色味は統一されますね。

アタッチメント付きペアガラスの効果

アタッチメント付きペアガラスについてどの様な効果が期待できるのか?この点について説明して行きたいと思います。

断熱効果

アタッチメント付きペアガラスを検討される方で、目的の1つとしては断熱効果を期待される方は最も多いのではないでしょうか?冷暖房の設定温度も変わり、使用頻度も少なくなる事が出来たい出来ますので直接的にお財布にメリットが発生します。長年使用すると電気代コストの削減分で商品代金が賄えると試算しながらセールスを行うリフォーム会社もある様です。それだけコスパが良いと言う事なのでしょう。

結露軽減効果

ペアガラスには結露を軽減する効果も期待できます。もちろんアタッチメントが付いていてもその効果はありますので、冬季の窓が水滴でベチャベチャになるあの面倒な環境を脱する事が出来るかもしれません。結露をそのまま放置していると床が腐ったりカーテンや壁紙にカビが発生する危険性がありますので結露軽減効果は大歓迎と言った所でしょう。

防音効果

ガラスが空気層を挟んで二重になっていますので防音効果も発揮します。音の伝わりは振動や周波数による所ですが、外部の音の発生源から室内に入ってくるまで、物理的に壁を2つ(二重のガラス)作る事になります。また室内から発生される音に関しても外に漏れだす量を軽減できますので楽器演奏をされる方や音漏れを防ぎたい方からのニーズで設置される事もあります。

防犯効果

二重ガラスになっている構造は防犯面でも役に立ちます。泥棒の視点が考えれば通常1回ガラスを割ればクレセント錠が解錠出来る窓に対して2回もガラスを破らないとならなくなるので、泥棒としてもリスクが高まります。ペアガラスに特殊なガラスが使用されている訳ではありませんが、実質的に防犯効果を高める構造になっています。

アタッチメント付きペアガラスのメリット・デメリット

最後にアタッチメント付きペアガラスについてそのメリットデメリットを考えて行きたいと思います。

メリット

一番のメリットとしては、窓を交換する事なく、既存の窓をペアガラス仕様に出来ると言う事です。

仮にアタッチメント付きペアガラスが無ければ窓サッシを取替えるしか方法がありません。もしくは内窓設置を検討する事になります。既存窓を手軽にペアガラスに変更でき、前述した様な効果をもたらす事がアタッチメント付きペアガラスのメリットです。

デメリット

ガラスが重くなります。もともと1枚ガラスの想定でサッシが設計されているにも関わらずガラスを2枚にするので重量が想定を超えてしまいます。動きが重くなったり戸車に無理な負担がかかり壊れるきっかけになる可能性は否めません。

また、結露軽減効果を期待されるユーザー様は1点注意が必要です。窓ガラスは2重構造になり結露軽減の期待は出来ますがサッシは従来のままです。いままでサッシにも結露が付いていた場合、サッシ部分の結露は軽減されない事となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?本日はアタッチメント付きペアガラスについて説明をさせて頂きました。施工はガラス屋さんやサッシ屋さんが対応してくれます。気になる方は近くの業者を探して見積りをとって見て下さいね。

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