昨日、面格子の取り付け工事を行いました。面格子は窓の外側に取付を行う設備で、窓ガラスや窓サッシを守る役割があります。しかし、中には「面格子って強く引っ張れば簡単に外れるんでしょう!?意味がなくない?」見た感じも牢屋みたいでイメージが悪いし、面格子はいらないとお考えの方もいらっしゃるようです。ビジュアルが好みで無い場合は仕方ありませんが、面格子の性能やメリットを誤認して「面格子は意味がない、面格子はいらない」と思っていらっしゃる方にはそのメリットをしっかりご理解して頂ければと思いこちらの記事を書きました。
昨日、面格子の取り付け工事をさせて頂いたお客様は、窓の防犯も安心ね!と大変お喜び頂いております。面格子の設置で迷っている方は、よろしければご一読下さい。
面格子は意味がない?
面格子を取付けても意味がないとお考えの方はどの様なご理解なのか整理してみました。実際に取付されている方が”意味がない”と感じられる事が多いのではないでしょうか。
面格子があっても面格子を破って泥棒に侵入された事がある
面格子のタイプによっては強く引っ張る事で格子が意外と簡単に外れてしまいます。一般的な面格子として”縦面格子””横面格子””ヒシクロス面格子”があります。また強度が優れている格子には”ステンレス製の面格子”があり、機能性の高い面格子として”可動ルーバー面格子”があります。この中で、縦面格子と横面格子は骨組みにアルミの棒がリベット固定されている仕様となり引っ張りには弱いとされています。ヒシクロス面格子もリベット固定と言う部分では同じですがヒシ状に組まれている為、引っ張りには一定の効果がある様です。
この様に、せっかく面格子を取付けていても泥棒に破壊されて侵入されれば面格子は意味が無いと感じてしまいますね。
面格子があっても外部から物が飛んで来てガラスが割れた
面格子には、防犯目的の他にも、予期せぬ飛来物から窓ガラスを守る効果が期待されています。しかし面格子は格子と格子の間に数センチの隙間がある為、小さな石や、物干し竿など細長い物はすり抜けてガラスに直撃してしまいます。この様な事故に見舞われガラスが割れたユーザーは、この様な事がない様に面格子を設置しているのに意味がないと思うでしょう。
面格子はいらない
面格子がいらないとお考えの方の考えを整理して見ました。確かにそうだな!と思う事もありますね。
面格子よりも窓シャッターの方が良い
面格子と比較される窓を守る設備には雨戸や窓シャッターと言われる商品があります。窓シャッターは後付け専用の商品もあるので、面格子と比較した時に、窓シャッターと取付けるので面格子はいらないと思われる方もいらっしゃる様です。
見た目が物々しい
面格子は見た目が物々しいと言われる事があります。窓シャッターや雨戸は同じ窓を守る目的ですが、用途に合わせて閉めたり開けたりする事が可能です。一方面格子は常に設置された牢屋の様なビジュアルから変化する事もなく、その見た目を好まない方も勿論いらっしゃいます。
室内から外の眺めが悪くなる
上記と同様に、取外しや移動が出来ない面格子は室内から外の風景を見たい時にもおのずと視界に入ってきます。しばらく使用していれば慣れてくるものの、視界が良くなるものではありませんので、ふと、面格子なんかつけなくてもよかったかも。。と思う人もいるようです。
面格子のメリット
面格子は意味がない、面格子はいらないという考えを整理しましたので、基本的にはネガティブな考えが中心となっており、面格子のデメリット部分とも言えます。
ただ、面格子には非常に素晴らしいメリットもありますのでこちらで紹介したいと思います。
防犯上の抑止力
引っ張る力には弱い面格子もある事は事実ですが、ヒシクロス面格子や、防犯性を強固にしたステンレス製の面格子もあります。また、泥棒の心理としては面格子がある事自体 心理的なハードルになる事は間違いありません。面格子を引っ張り壊す行為は、外から見て明らかに不審です。もしかしたら大きな物音がたつかもしれません。
泥棒は自然な振る舞いを好み、音や光は極力避けたいと考えます。面格子が設置されている事で防犯上の抑止力が発揮されるのは間違いないと思われます。
窓シャッターと比較して安価
窓シャッターを取り付けされる方もいれば、面格子を取付けられ方もいらっしゃいます。理由の1つとして価格が窓シャッターと比べてかなり安いからです。窓シャッターを取付けようと思うと安くても10万円を超える価格となりますが、面格子はその半分以下の金額で設置出来る可能性が高いです。窓シャッターに劣る部分はありますが、コストパフォーマンスが優れている事は商品の価値(メリット)と言えるでしょう。
可動式ルーバー面格子もある
可動式ルーバー面格子と言われる商品があります。目隠し可動ルーバー面格子とも言われる商品ですが、通常固定されている部分の格子の羽が上下に動きます。羽を全て閉じればシャッターを閉めた様に室内は暗くなり外からの視線も全く気にならなくなります。また羽を少しだけ開ければプライバシーを守りながら、換気や外の光も室内に取り込む事ができます。さらに羽を全開に開くと視界も広々、明るい室内にする事も可能です。
この様な高機能な面格子も商品化されており、デメリットを補うに十分な設備となっています。
まとめ
いかがでしたか?面格子のデメリット部分とメリット部分について考えて見ました。特に最後にご紹介した可動式ルーバー面格子は非常にお勧めです。面格子のデメリット部分をかなり解決した商品だと個人的には思っています。面格子の取付を検討されている方は候補の1つとしてみてはいかがでしょうか。
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。