サッシ戸車交換をDIYで行う為のポイントと注意点

戸車

サッシの動きが”重い”と感じたらそれはサッシ戸車が悪くなっている可能性が高いです。サッシ戸車が悪くなると下記の様な症状が感じられる様になります。

・サッシを引きずっている感じ

・サッシが引っ掛かる

・サッシを動かすと重い

・サッシが固くて動かない

この様な状態となった場合はサッシ戸車交換を行う事になりますが業者に来てもらって戸車の部品調査や戸車交換を行ってもらうとそれなりに費用がかかってしまいます。

(戸車交換に関しての費用は別の記事 サッシ修理(4選)!ポイントと修理費用を説明 でも説明していますのでご参照下さい)

そこで今回は、サッシ戸車交換をDIYで修理できないか検討されている方向けの記事となっております。費用をかけずに安く修理したいとお考えの方は参考にされて下さい。

ただし、自分では無理そうだと感じたら早めに業者を手配して下さいね。

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サッシ戸車をDIYで交換するポイント

それでは早速はじめて行きましょう。

まずは、サッシ戸車をDIYで交換するポイントから考えて行きます。ポイントとなる点は大きく3つあります。現在悪くなっているであろう戸車の確認、さらにその悪くなっている戸車または代替品の入手、最後にその戸車、または代替品との交換です。

戸車の確認

窓サッシを取り外して戸車を確認する必要があります。窓サッシはには外れ止めと言う部品でサッシが簡単に外れない様に処置されている事があります。外れ止めは、上部の窓枠部分や、窓サッシの上部にある事が殆どですが、中にはサッシ下部レールに切れ目が入っていて、その切れ目と窓サッシの外れ止めの位置を合わせる事で窓サッシが外れる仕組みのものもあります。

外れ止めが窓枠にある確率55%、窓サッシ上部にある確率40%、窓の下部分にある確率5%程度です。まずは上部の窓枠か窓サッシの上部を確認して見て下さい。

外れ止めを解除すれば窓サッシを取り外すのは比較的容易です。外側(屋外側)から少し持ち上げて手前に引く様にすれば、窓サッシの下部がレールから抜けます。予め用意した養生の上に窓サッシを寝かせて戸車を確認してみましょう。

戸車はどうなっていますか?回転させてもスムーズに回らないケース、見た目で割れや摩耗が確認できるケース。この様な場合は戸車交換を行う次のステップに進みましょう。

正規品の戸車が見つからない時の為に、汎用品戸車を見繕う情報を確認しておきましょう。

汎用品戸車を選定する情報

汎用品戸車とは、ある程度どんな窓サッシにも適合可能な取替用戸車の事を言います。正規品の純正戸車が見つからない時には、この汎用品戸車で代用する事もできますので、上記の写真のAとBの部分を予め測っておきましょう。Aはサッシの溝幅です。Bはサッシの深さです。

戸車の調達

可能であれば純正戸車が望ましいです。

正規品の純正戸車は、もちろん当たり前ですが、現在の窓サッシが新品の時から使用されていた部品と同じ物です。その信用度は何十年の使用で既に証明されていると思います。丈夫で長持ち使用感も言う事なしですね。一方の汎用品戸車は、使用感に違和感があったり、後々の不具合もある一定の割合で発生すると考えられます。

価格は純正戸車の方が高い事が多いですが個人的には断然おすすめです。

純正品戸車はサッシメーカーや戸車に刻印されている品番から探す事になります。最近ではネット検索窓に品番を直接打ち込むだけで販売サイトが表示される事もありますので、品番がわかれば高確率で部品調達が出来るかと思います。

戸車交換

ネットショップやメーカー経由で無事戸車が調達出来ましたか?もし純正品の調達が出来なければ事前に調べたサッシの溝幅と深さを元に汎用品戸車を用意して下さい。

さて、最後に戸車を交換して行きましょう。純正品の戸車交換の場合は、サッシの下部(下框)を取り外して作業を行う事になる事が多いです。

上記の写真での戸車交換を少し説明しますね。状況は下框を取り外した場面です。既存の戸車をマイナスドライバーで捏ねる様に外側方向に力をかけて行き抜き出します。

サッシの中身を綺麗に掃除して新しい戸車を横から差し込む様に入れれば完了です。

汎用品の場合は”ワンタッチ”で嵌め込むだけです。純正戸車交換と同様に既存の古い戸車を取り出し、上から”カチャ”と差し込み作業完了となります。

サッシ戸車交換の注意点

サッシ戸車交換の注意点は窓を倒してガラスを割らない様に作業を進めなければなりません。自分で窓サッシを外して突風で倒れてガラスが割れた!この様なご相談も意外に多く頂きます。

基本的には2名作業で行う事をお勧めします。

戸車の高さ調節にも注意が必要です。戸車は車の位置が変えれるように高さ調整のネジがあります。基本的に時計回り(右方向)にネジを回せば戸車は高くなります。逆に回せば戸車は低くなり、必然的に窓の高さも低くなります。この高さ調整が一番重要となるケースが窓の鍵クレセント錠をかける時です。2枚引き違い窓のサッシの場合、戸車交換を行った事により既存の高さと異なりクレセント錠の掛が悪くなる事があります。

また、サッシ窓に2つ取付けられている戸車の高さが片方づつ違うと窓が一方に傾く事になり窓と窓枠に隙間が発生する原因にもなります。戸車の高さ調整は意外に重要な調整ポイントです。

ポイントとして、窓サッシに2つ取付けられている戸車は片方しか悪くなくても2つ取替ましょう。そして新しい戸車を取付けた時点で2つとも一杯に高くしてまずは建て付けて下さい。クレセントの位置が合わない場合は、2つの戸車を同じだけ下げながら微調整します。

こうする事で、不慣れな方でも比較的正確に建付け調整が出来ると思われます。

まとめ

いかがでしたか?今回は窓サッシの戸車交換をDIYで行う為に基本となる情報について説明させて頂きました。重ねてではありますが、くれぐれも無理をされずに”難しい””ダメかも”と思った時は専門業者に相談されて下さい。サッシ屋さんが対応してくれると思いますよ。

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