網戸の隙間から虫が入ってくるときの効果的な対策と正しい網戸の使い方を解説!

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「網戸を閉めているはずなのに、いつの間にか室内に虫が入ってくる……」

という問題に悩んでいる家庭も多いのではないでしょうか。

網戸を閉めているのに虫が入ってくるのは、網戸そのものに問題がある場合と、窓の開け方が間違っている場合があります。

そこで今回は、網戸から虫が入ってくるときの対処法と、正しい網戸の使い方を解説します。虫の侵入を減らして、快適な住空間を維持するためにも、ぜひ最後までご覧ください。

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家のまわりによくいる衛生害虫の種類と問題点

一口に虫といっても多種多様な種類がいますが、なかでも家の周りによくいるのが「蚊」「ハエ」「ゴキブリ」などです。これらの虫は衛生上の害を与えることから「衛生害虫」と呼ばれています。

衛生害虫は人やペットによってよくない影響を与える存在とされているので、家に侵入させないことが重要となります。

たとえば、体内にウイルスを保有した蚊に刺されると、人やペットに感染症を媒介する可能性があります。さらに、ゴキブリやハエから消化器系感染症を媒介する可能性もあり、見た目が気持ち悪いだけでなく、さまざまな悪影響を及ぼしてしまう存在なのです。

サッシ・網戸の虫よけ対策

サッシや網戸のわずかな隙間から入ってくる虫は、「入ってくるものだから……」と諦めている方も多いのではないでしょうか。

しかし、正しい対処法を取り入れることで、虫の侵入を防げる可能性があります。サッシ・網戸の虫よけ対策を5つ紹介します。

虫よけグッズを活用する

手軽にできる方法として、虫よけグッズを活用する方法があります。

網戸用の虫よけグッズには、スプレータイプや吊り下げタイプ、塗るタイプなどさまざまな種類がありますが、スプレータイプがおすすめです。網戸やサッシの隅々まで吹きかけることで、全体の虫よけ対策になります。

ペットや子どもがいる家庭で網戸やサッシに薬剤が付着するのを避けたい場合は、シートタイプや吊り下げタイプがおすすめです。

虫よけグッズを使うときは、どのような害虫に効果があるのか、効果が持続する時間や使い方、子どもやペットのいる家庭では成分にも注目することが大切です。

LED照明を使用する

室内の照明に蛍光灯を使用している場合、LED照明に変更しましょう。

蛍光灯には微量の紫外線が含まれており、虫は紫外線に反応して集まってくる習性があるので虫が室内に入る原因となります。ただし、すべての虫に効果的というわけではなく、実際に蚊やゴキブリは紫外線に反応しません。

LEDに交換するのに費用はかかりますが、一度交換すれば長く使用できることに加え、消費電力が抑えられて電気代削減にもつながります。

モヘアを交換する

網戸の両端に付いている部材のことをモヘアといい、網戸を閉めたときにサッシの枠とモヘアが当たって隙間が生じないようにすることで、虫の侵入を防止しています。

モヘアは網戸を使い続けているうちに摩耗してしまうので、いつの間にかサッシとの間に隙間が生じている可能性があります。モヘアの状態を確認し、網戸を閉めたときに隙間ができているなら交換しましょう。

虫が入らない網戸に交換する

さまざまな対策を行っても虫が入ってくる場合は、網戸の網目のサイズに問題があるかもしれません。

網戸の網目の細かさは「メッシュ」という単位で表し、18メッシュ・20メッシュ・24メッシュ・30メッシュ・40メッシュといった大きさがあります。数字が大きくなるほど網目が細かくなるため、40メッシュが一般的な網戸の中では細かな編み目といえます。

単位網目の大きさ
18メッシュ1.15mm
20メッシュ1.03mm
24メッシュ0.84mm
30メッシュ0.67mm
40メッシュ0.64mm

たとえば、一般家庭に採用されているケースの多い18メッシュの網戸の網目は1.15mmです。しかし、小さいハエの大きさは1mm程度なので、網目から侵入できることがわかります。

蚊の大きさは2~5mm、大きいハエは7~8mm程度なので18メッシュの網戸をくぐり抜ける可能性が少ないですが、虫の種類よっては入り込める大きさなので、より細かな網戸へ交換することを検討してみましょう。

虫が入りにくくなる正しい網戸の使い方

「網目の細かな網戸を採用し、モヘアも劣化していないのに虫が入り込んでくる」という場合は、窓の開け方を見直してみてください。

窓の開け方は習慣化しているケースが多いので見落としがちですが、そもそも開け方を間違っていれば隙間ができてしまいます。

窓を開けるときは、室内側の窓を動かすようにしてください。室内側の窓を動かし、室外側の窓と網戸のモヘアがきっちりと重なるようにするのがポイントです。

反対に、室外側の窓を動かして窓を開けると、モヘアがあっても網戸と窓の間に隙間ができてしまいます。

効果的な虫対策には細かいメッシュの網戸に交換するのがおすすめ

虫よけグッズを活用したり、窓の開け方を工夫したりしたとしても、そもそも網目から虫がすり抜けているのが原因である場合は、網戸そのものを交換するしか対策がありません。

先に解説した通り、18~40メッシュのうち、数字が大きくなるほど網目が細かくなります。一般的な家庭で採用されているのは18メッシュまたは20メッシュであるケースが多いので、虫よけ効果を狙うなら24メッシュ以上の網戸に交換しましょう。

メッシュ数が大きくなるほど網戸の単価が高額になるうえに、屋外が見えにくくなるなどの注意点もあるので、予算などを踏まえて総合的によいメッシュ数の網戸を選ぶことがポイントです。

まとめ

今回はサッシや網戸の隙間から入ってくる虫の対策や虫よけ効果を高める窓の開け方などを解説しました。

網戸を閉めていても虫が侵入してくるのにはさまざまな原因が考えられます。衛生害虫と呼ばれる蚊やハエなどは見た目が不快であるだけでなく、人やペットに対して衛生上の害を与えるという問題点もあるので、室内に入れないことが重要となります。

虫よけグッズを活用したり、蛍光灯からLEDに交換したりする対策のほか、網戸の網目を細かくするリフォームを行う方法もあります。網戸の網目を細かくするのは効果的な虫対策の一つですので、予算と相談して検討してましょう。