古いサッシの戸車を交換する方法をご紹介。引き戸の動きが悪くて困っている方向け。

戸車

古いサッシが不具合を起こしたときにこのようなお悩みはありませんか?

「窓の開閉がスムーズにできないのは戸車が原因?」

「戸車以外にもトラブルになる部分はあるの?」

「どのようにして戸車を交換すればいいの?」

長期間使用している古いサッシの場合、さまざまな理由で窓の開閉がスムーズにおこなえない場合もありますが、実は戸車だけが原因ではない可能性もあるので、戸車を交換する前にいくつかのポイントをチェックすることが大切です。

しかし、古いサッシのどのような部分をチェックすればいいのか、そしてどのように戸車を交換すればいいのかが分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では古いサッシの戸車を交換する方法と、戸車の交換前にチェックするべきポイントをご紹介していきます。

窓店(マドミセ)は、佐賀県の戸車交換、戸車修理を対応しています。サッシ戸車や古くなった建具の戸車など引き戸の動きが悪くてお困りの際はお気軽にご相談下さい!

引き戸の動きが悪いのは戸車が故障しているから?

古いサッシを使用していると、窓の開閉がスムーズにできないこともありますが、実は戸車の故障や破損以外にも、サッシに付いているレールが歪んでいたり、ゴミや汚れが溜まっているなどの理由もあります。

例えば、戸車の動きが悪いと感じた場合でも、実際には戸車に異常はなく古いサッシのレールに問題がある場合もあるのです。

つまり、窓の開閉がスムーズにできない場合の解決方法として「戸車の交換」だけだと思い込んでしまうと問題の解決にはなりませんので、さまざまな部分をチェックして問題となっている部分を発見することが大切になります。

では、戸車を交換する前にチェックするべきポイントはどのような部分なのでしょうか?

戸車を交換する前のサッシでチェックするべきポイント

戸車を交換する前のサッシでチェックするべきポイントは下記の3つです。

・古いサッシのレールにゴミや汚れが溜まっていないか

・古いサッシのレールが歪んでいないか

・戸車にゴミや汚れが溜まっていないか

それぞれのポイントについて詳しくご紹介していきます。

1.古いサッシのレールにゴミや汚れが溜まっていないか

サッシのレール部分の角の方にはゴミや汚れが非常に貯まりやすく、ゴミや汚れが溜まっていると戸車が正常に動作せずに窓の開閉がスムーズにおこなえなくなる場合もありますので、まずはレール部分のゴミや汚れをチェックしましょう。

また、窓が交差している部分についてもゴミや汚れが溜まりやすいので、普段目にしない部分ほど入念にチェックすることがオススメです。

2.古いサッシのレールが歪んでいないか

サッシにはアルミ素材が使用されることも多いですが、アルミは金属の中でも柔らかくて変形しやすい性質を持っているため、古いサッシの場合はレール部分が歪んでいる可能性もあります。

レールが歪んでいると、戸車が正常に動作せずに窓が開閉しにくくなるのです。

サッシのレールはペンチやカナヅチなどを使用することで元に戻すことができる場合もあります。

しかし、素人が力を入れて直そうとすると現状よりも状況が悪化してしまい、最悪の場合にはサッシごと交換しなくてはいけなくなる可能性もありますので、心配な方は専門業者に修理を依頼するといいでしょう。

3.戸車にゴミや汚れが溜まっていないか

ドアの開閉がスムーズにできない場合、戸車の故障や破損ではなく戸車の車輪部分などにゴミや汚れなどが溜まっている可能性もあります。

車輪の動きが悪いなと感じたら、戸車を分解して中身を掃除してみるとスムーズに動作することもあるので試してみるといいでしょう。

特に髪の毛などが挟まっている場合は動きが悪くなりやすいので、髪の毛が長い方は要チェックです。

古いサッシの戸車を交換する方法

古いサッシの戸車を交換するときは下記の手順で行うことができます。

①サッシから窓を取り外す

②窓から戸車を取り外す

③新しい戸車に取り替える

戸車を交換するときは基本的にはドライバーひとつで作業することができますが、窓が大きい場合は周辺の壁などを傷つけてしまう恐れもありますので、複数人での作業がオススメです。

また、サッシから窓を取り外すときに、よほど古いサッシでない限りは外れ留めが付いていますので、それを外してから障子を外す要領で窓を取り外していきましょう。

古いサッシの戸車を交換するときの注意点

古いサッシの戸車を交換するときの注意点は下記の2つです。

・戸車が廃盤になっている可能性が高い

・トラブルの原因が戸車でない可能性もある

それぞれの注意点について詳しくご紹介していきます。

1.戸車が廃盤になっている可能性が高い

戸車を交換するときは、基本的にもともと付いていたメーカーの同じ製品を使用しますが、戸車は基本的に3年〜4年ほどで廃盤となり新しいモデルになってしまうので、古いサッシの戸車を交換するときには廃盤になっている可能性が非常に高いのです。

メーカーに問い合わせをすることで代替モデルを教えてくれる場合もありますが、もし代替モデルがない場合は窓に使用できる戸車をほかのメーカーから探す必要があります。

自分でマッチする戸車を探すのは非常に困難ですので、代替モデルがない場合は専門業者に依頼することがオススメです。

2.トラブルの原因が戸車でない可能性もある

先ほどもお伝えした通り、ドアの開閉のトラブルの原因はさまざまですが、素人が見ても原因が分からないことも多くあります。

ですので、戸車が原因だと思って交換してみたけれど、トラブルが解決されないなんてことも多いのです。

もしトラブルの原因がよく分からない場合は、専門業者に修理の依頼をするといいでしょう。

まとめ

本記事では古いサッシの戸車を交換する方法と、戸車の交換前にチェックするべきポイントをご紹介していきました。

古いサッシを使用しているとトラブルになることも多いですが、そのすべての原因が戸車を交換するだけでは解決しないこともあるということを覚えておきましょう。

ただ、レールにも問題がなくゴミや汚れも取り除いたのであれば、戸車が原因である可能性は高いので、その場合は交換を検討してみるといいでしょう。

ぜひ本記事を参考にして古いサッシの戸車を正しく交換してみてください。

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