ドアクローザーの種類、メーカー、選び方について説明しています。

ドアノブ・ドアクローザー

ドアクローザーにはどんな種類があるのでしょうか?

ドアクローザーとは、ドアの上部に設置されている金属製の装置のことです。

ドアクローザーは、本体が設置されている位置によって種類が異なります。

では、ドアクローザーにはどんな種類があって、どんな特徴があるのでしょうか。

今回は、ドアクローザーとは何か・ドアクローザーの種類・ドアクローザーのメーカー・ドアクローザーの選び方の4点についてわかりやすくご紹介します。

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ドアクローザーとは何か?

ドアクローザーとは、ドアを自動的に、安全に、ゆっくりと、最後まで閉める装置のことです。

ドアクローザーは別名「ドアチェック、ドアチェッカー、ドアストッパー、ドアマン、クローザー」などとも呼ばれています。

ドアクローザーにできること

ドアクローザーは、一般的に次の3つのことができます。

・ドアの閉まる速度を調整できる

・ドアを開けたら、毎回最後まで確実に閉まるようにできる

・ドアを開いた状態でキープできる

※ドアクローザーの中には、できないものもあります。

ドアクローザーの特徴

ドアクローザーには、次の3つの特徴があります。

・ドアクローザーは、一般的には開き戸の上部に設置されている

・ドアクローザーは、一般的には電力でなく、ドアクローザー本体の力だけで、自動で閉まる

・ドアクローザーには、スタンダード型とパラレル型の2種類と、別にコンシールド ドアクローザーの合計3種類がある

※ドアクローザーの中には、上記の特徴があてはまらないものがあります。

ドアクローザーの種類

ドアクローザーは、大きく分けると次の3種類に分かれます。

1.スタンダード型ドアクローザー

2.パラレル型ドアクローザー

3.コンシールド型ドアクローザー

こちらでは、それぞれのドアクローザーとはどんなもので、どんな特徴があるのかついてご説明します。

スタンダード型ドアクローザー

スタンダード型ドアクローザーとは、ドアクローザー本体が、ドアの開く側に取り付けられているドアクローザーのことです。

簡単にいうと、スタンダード型ドアクローザーとは「ドアの室外側」に設置されているタイプです。

スタンダード型ドアクローザーの特徴

スタンダード型ドアクローザーには、次の3つの特徴があります。

・スタンダード型ドアクローザーは、ドアを閉めた時に、必ずアームがドアに対して「垂直」になる

・スタンダード型ドアクローザーは、左開き・右開きの両方がある(また両開きを兼ねている)

・スタンダード型ドアクローザーは、ドアから90度の位置に壁がある場合は設置できない

パラレル型ドアクローザー

パラレル型ドアクローザーとは、ドアクローザー本体が、ドアの開く方向と反対側に取り付けられているドアクローザーのことです。

簡単にいうと、パラレル型ドアクローザーとは「ドアの室内側」に設置されているタイプです。

パラレル型ドアクローザーの特徴

パラレル型ドアクローザーには、次の3つの特徴があります。

・パラレル型ドアクローザーは、ドアを閉めた時に、必ずアームがドアに対して「平行」になる

・パラレル型ドアクローザーには、左開き・右開きの両方がある(また両開きを兼ねている)

・パラレル型ドアクローザーは、玄関などのように屋外への出入り口に向いている

コンシールド型ドアクローザー

コンシールド型ドアクローザーとは、ドアクローザー本体が「ドアの上部内に収納されている」ドアクローザーのことです。

よってコンシールド型ドアクローザー本体は、外部からは見えません。

コンシールド型ドアクローザーの特徴

コンシールド型ドアクローザーには、次の3つの特徴があります。

・コンシールド型ドアクローザーは、本体が隠れているので、ドアの外観がスッキリして、美しく見える

・コンシールド型ドアクローザーは、高級ホテル、上質なホール、エグゼクティブが利用するような集会場など、スタイリッシュな空間によく採用されている

・コンシールド型ドアクローザーは、他の2つのタイプのドアクローザーと比べるとコストが若干高く、取り付けの難易度も高い

ドアクローザーのメーカー

ドアクローザーには、どんなメーカーがあるのでしょうか?

現在日本国内では、次の3つのメーカーがシェア上位を争っています。

・リョービ

・日本ドアーチエック製造株式会社(表記のまま)

・日東工器株式会社

こちらでは各ドアクローザーメーカーの概要とおすすめのドアクローザーについてご紹介します。

リョービ

リョービは、1963年から約60年近く、ドアクローザーの製造販売を行っているドアクローザーメーカーです。

リョービのおすすめのドアクローザー

リョービのおすすめのドアクローザーは、1981年度 グッドデザイン賞を受賞した「ドアマンシリーズ」です。

ドアマンシリーズのセールスポイントは、設置のしやすさ、どのインテリアにもマッチするデザイン性の高さ、カラーバリエーションの豊富さの3点です。

日本ドアーチエック製造株式会社

日本ドアーチエック製造株式会社は、1919年創業、約100年以上ドアクローザーの製造販売を行っているドアクローザーメーカーです。

会社名の「ドアーチエック」とは、ドアクローザーの旧名称のことです。

日本初のドアクローザー・フロアヒンジの開発に成功しています。

また現在も国内で40%以上のシェアがあります。

日本ドアーチエック製造株式会社のおすすめのドアクローザー

日本ドアーチエック製造株式会社のおすすめのドアクローザーは「7000 series」です。

7000 seriesのセールスポイントは、シャープでムダのないデザイン、必要機能を全て搭載したコンパクトな設計、あらゆるドアのサイズ・重量に対応した7タイプのバリエーションの3点です。

日東工器株式会社

日東工器株式会社とは、2000年に「旧・白河デンセイ」をM&Aで買収後、ドアクローザーの製造販売を開始したドアクローザーメーカーです。

日東工器株式会社のおすすめのドアクローザー

日東工器株式会社のおすすめのドアクローザーは、アームレスドアクローザ「オートヒンジ」シリーズです。

オートヒンジシリーズのセールスポイントは、アームレスドア内蔵型、通常ドア・防火ドア対応、電磁レリーズによる自動ドア閉鎖装置の設置可能の3点です。

ドアクローザーとヒンジの違いは、機能は同じで、設置場所がドアクローザーはドア上部、ヒンジはドア下部の違いがあります。

ドアクローザーの選び方

ドアクローザーがあることで、ドアの閉め忘れがなく、しかも安全に最後まで閉じてくれます。

では、ドアクローザーを選ぶには、どんなポイントで選べばよいのでしょうか。

こちらでは、ドアクローザーの選び方について「設置位置」「ドアのサイズ・重量」「スペック」の3点からご説明します。

設置位置で選ぶ

1つ目が「設置位置で選ぶ」ことです。

設置位置とは、ドアクローザーの設置位置をドアの内側か、外側かで選ぶことです。

・ドアの外側

ドアの外側であれば「スタンダード型ドアクローザー」になります。

・ドアの内側

ドアの内側であれば「パラレル型ドアクローザー」になります。

ドアのサイズ・重量で選ぶ

2つ目が「ドアのサイズ・重量で選ぶ」ことです。

ドアクローザーは、それぞれドアのサイズ・重量によって「耐荷重」や「開閉能力」が異なります。

そのためドアのサイズ・重量の組み合わせで、ドアクローザーは大きく分けて全7種類に分類されます。

例えばドアの重量で分けると「30㎏以下・45㎏以下・65㎏以下・85㎏以下・120㎏以下・180㎏以下・250㎏以下」の7つに分かれます。

重量からドアクローザーを選ぶポイントは、実際の重量よりもワンランク上の重量に対応しているドアクローザーを選ぶことです。

スペックで選ぶ

3つ目が「スペックで選ぶ」ことです。

ドアクローザーには、いろんなスペックが搭載されています。

必要なスペックが搭載されているドアクローザーをお選びください。

こちらではドアクローザーによく搭載されているスペックについてご説明します。

・ストップ機能 

ストップ機能とは、ある一定の角度にドアを開くと、その状態のままストップできる機能のことです。

・バックチェック機能    

バックチェック機能とは、ドアが開いてもある角度から急激にドアが開くことを抑える機能のことです。

・ラッチングアクション機能

ラッチングアクション機能とは、ラッチがしっかりと閉まるように最終速度が若干上がる機能のことです。

まとめ

今回は、ドアクローザーとは何か・ドアクローザーの種類・ドアクローザーのメーカー・ドアクローザーの選び方の4点についてご紹介しました。

ドアクローザーは、見かけによらず、さまざまな機能が搭載されている小さな装置です。

ただし一般の人がドアクローザーを選ぶことは簡単ではありません。

もし、現在どんなドアクローザーを選べばよいのかわからない時は、一度ドアクローザー・建具の専門業者にお問い合わせすることをおすすめします。

必ず、お部屋の出入り口にぴったりのドアクローザーを選んでくれます。