【現場写真付き】室内ドアノブ加工交換!

ドアノブ・ドアクローザー

本日は現場写真付きの室内ドアノブ加工取付の記事となります。室内ドアノブを交換しようと思っているけど、サイズ的に合うドアノブを探す事ができない!とお悩みの方へ少しでも参考になればと思います。「合わなければ合うように加工するといいじゃーないか!」とうちの現場責任者も言ってました。あっ!それと「この記事みてやってみたら失敗した!どうしてくれるんだ~!」などのクレームはなしでお願いします。こんな作業やりましたって感じの事例紹介なのでご了承下さい。

基山町ドアノブ交換は窓店(マドミセ)にお任せ下さい。ドアノブ以外のドアの部品交換にも対応しています。詳細は専用ページをご用意しています!こちらからどうぞ。

室内建具のドアノブ加工取付(事例紹介)

はい。ということで早速作業写真をご確認下さい。そもそもラッチが固着してしまい不具合を起こしているドアノブです。取替えるべく合いそうなドアノブを探してみたものの中々ピッタリの商品がなく、やむを得ず建具側を加工して新しいドアノブに取替えした現場です。

【壊れたドアノブを今から分解して修理します】

通常作業では外せないのでチョット強引に工具を使って取外しました。ここに住むのは外国人の方で祖国はイタリアと言う事です。適当なドアノブもなくパーツも珍しかったのでドア交換もすすめましたが「修理・修理」と交渉の余地なしでした笑。

取り敢えず、パーツ類を全て取り外して木製建具だけの状態にしました。さて、これから加工していきたいと思います。

まずは、ラッチ部分の穴の大きさを大きくしていきます。

電動工具で”ウィーン、ウィーン”と何度か刃を通して一回り、二回り穴を広げます。次いで、フロントが収まる様に、穴の周りを彫刻刀で彫り込んで行きます。

フロントは下の写真の様に取付ますので、彫刻刀の掘り込みも深くなり過ぎないように、少しずつ微調整を行って行かなくてはなりません。

建具の戸先から少し飛び出していたり、同じレベルでないとドア枠側に干渉してしまいます。見栄えもそうですが、納まりをスムーズに行う為にもこの作業が最も重要です。

ラッチ部分、ドアノブ部分を取付で作業完了です。ラッチの動きもスムーズでイタリア人のお客様も「ブラボー」と仰って頂けました。本場のブラボーを初めて聞きました。

ドアノブ加工取替はどんな時に必要?

今回の様にドアノブを加工して取替えるケースは、ちょいちょいあります。通常は、ドアノブごとに、ドア厚やバックセット、フロントの長さ(幅)とフロントを固定するビスピッチなどの必要な情報を控えて金物屋さんで仕入れるか、最悪ホームセンターやネットでも販売されています。しかし、輸入住宅の建具や、昔の建具などサイズ感が合わない物もあります。この様なケースでは穴を広げたり位置をズラしたりしながら取り付けに工夫を凝らす必要が生じます。

ドアノブ交換ができない時はどうなる?

数ミリの加工ならどうにか対応できますが、全く無理という事も年間に数件は事案として発生します。その様な場合はドア一式の交換を行う以外方法がありません。お客様としては修理で直したいご意向で、どうにかお応えしたい所ですが、さすがに限界の範囲もあります。この様な時は、他社さんにも聞かれてみてはいかがですか?と、ご案内しお客様ご自身で冷静に判断できる時間を設けさせて頂きます。その後に、他に聞いたけどどこもドア交換するしかないと言われたと、再度当社にご依頼を頂けるのを信じてお待ちしています。

まとめ

本日は、室内建具の加工ドアノブ交換について記事にしました。まとめますと、ドアノブ交換を行い際にはどうしても今のドアノブと適合しない建具があります。その多くは海外製であったり、古い建具である事が多いです。ドアノブは加工して取付ける事ができ、その実例写真も公開しました。しかし、中には加工できる範囲を超えている現場もあります。その様な現場では、ドア本体の交換をご提案する事になりますので、お客様は他社の見解もしっかりと確認した上でご判断頂く事をおすすめしています。できれば当社、窓店(マドミセ)にご依頼頂けると嬉しいです。