佐賀県｜ガラス（修理・交換）は近くのガラス屋さんが解決！＜割れたガラスの処分＞無料

＜単板ガラスとそうでないガラス＞

単板ガラスとは現在一般的に使用されている1枚の板ガラスの事をいいます。透明ガラスはもちろん、網入りガラスやスリガラス、かすみガラスなど1枚構造のガラスを単板ガラスといいます。単板ガラスではないガラスとは何か？主に複層構造のガラスがあてはまります。具体的にはペアガラスやトリプルガラス、合わせガラスなどが該当します。最近の新築住宅の窓の多くはペアガラス仕様となっており、今後はペアガラスがメジャーな住宅のガラスになるとされています。また、合わせガラスとはガラスとガラスの間に特殊フィルムを挟み込んだガラスで、防犯ガラス等がこれに該当します。複層ガラス合わせガラスは、例え1枚のガラスが割れてしまっても、もう1枚のガラスは無事ということも多く、貫通していなければ気密性や防犯性も一時的には担保できます。その点においてもメリットの高いガラスといえます。

＜ドアガラスはどの様に交換する？＞

お客様の中にもDIYで何でも修理される方がいらっしゃると思います。ガラスが割れてしまっても近くのガラス屋さんでガラス板だけ購入して自分で取替えたいと考えてらっしゃる方のためにドアガラスの交換方法をご説明します。ドアガラスの交換方法は2パターンあります。

押縁タイプ・・・ドアを建て付けた状態でサッシの一部分を取り外しガラスを入れ替える。押縁はサッシと同色、同素材なので一見分かりにくいですが、割れたガラスを取り外して縁を押すと押縁が外れます。中にはネジで止まっているものもありますが、８～９割ははめ込み式となっています。

縦框取外しタイプ・・・ドアをドア枠から取り外して丁番側の縦框を外してガラスを入れ替える。ドアノブ側ではなく丁番側（吊元）を取り外すと比較的スムーズに取替できます。中桟のあるタイプでは、上に１つ、中央部（中桟）に１つまたは２つ、下部（下框）に１つまたは２つが取付られています。

DIY中級者以上の方のチャレンジレベルとか思います。自信のない方はガラス業者にご相談下さいね。

＜網入りガラスはやっぱり高額？＞

網入りガラスは高額です。特に2022年ごろから他の物価高騰と同じ様にガラスの原材料高騰や輸送コストの上昇によりガラスの仕入れ原価自体が約2倍になりました。具体的な金額はいえませんが、例えば1万円のガラス原価が2倍だと2万円ですが、3万円の2倍だと6万円です。網入りガラスはメチャメチャ高額商品になってしまったという事です。一度上がったコストはそうそう値下げされる事はないのが通例です。網入りガラスは割れにくいガラスですが不注意などで割らない様に気をつけて下さいね。

＜強化ガラスでも割れるって本当？＞

強化ガラスでも割れてしまう事はあります。一般的なガラスに比べ強度が3～5倍と言われる強化ガラスですが、意外にも飛石であっけなく割れる事があるのです。過去に強化ガラス交換に伺った案件では除草作業中の業者さんが学校のガラスを割ってしまった現場や、施設の子供さんが車椅子がぶつかって割ってしまった事例を思い出します。割れた際は、粉々の粒子状になるのでケガのリスクは低いものの強化ガラスも割れるので普通のガラス同様に取り扱いには注意が必要です。

＜複層ガラスのメリットとは？＞

複層ガラスのメリットは一般的に断熱・防音・防犯といわれます。この点について深堀して考えていきたいと思います。もっとも主となる効果は断熱です。熱伝導率など数値データからもしっかりと効果を確認する事ができます。防音に関しては物理的に2枚ガラスになるので防音効果が高まると考えられます。周波数によっては、2枚ガラスよりも1枚（単板ガラス）の厚さ５～６ｍｍガラスの方が遮音効果が高いデータもあります。また、防犯に関しては、単板ガラスだと一枚ガラスを割ればクレセント錠を回す事ができますが、複層ガラスだと2枚のガラスを破らないといけないので時間稼ぎにはなり泥棒も諦めて退散するかもしれません。

この様に、効果の程度こそあれ複層ガラスにすると多様なメリットを得る事ができると言えます。